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キチンはN-アセチル-D-グルコサミンがβ(1-4)結合した直鎖型の多糖類です。キチン質は、カニやエビの甲殻や昆虫の外皮、イカ・貝などの軟体動物の器官、キノコなど菌類の細胞壁など、地球上に広く分布している生体高分子(多糖類)です。また、土の中の糸状菌の菌体の中にもキチン質が多く含まれています。それらを合わせると地球上に1千億トン存在すると推定されています。現在、一般的に利用されているキチン質は、カニ殻から作られています。カニ殻から炭酸カルシウム、タンパク質、色素などを除いて精製したものがキチンです。さらにキチンからアセチル基を外して、抽出精製したものがキトサンです。カニ殻を化学処理でキチンを取り出しキトサン化するのですが、その際どうしてもキチンが残り、キチンとキトサンが混じった状態になります。そのためキチン・キトサンとふたつの物質名を重ねて呼んでいます。 |