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1990年、サハリンで大火傷を負って札幌医科大学付属病院に入院したコンスタンチン少年の治療に使われたのは、大手繊維メーカーのユニチカで開発された「ベスキチン」という人工皮膚でした。キチン・キトサンは生体親和性が高く副作用もなく鎮痛効果、止血効果、殺菌作用もあり、体液の滲出を吸収でき、新生肉芽の促進作用などが認められており、患部に被覆すると、痛みを和らげ、炎症を抑制し、火傷や傷の治りが早いのです。また、使用後は体内のリゾチームなどの酵素により自然に分解消滅してしまいます。
簡単に説明すると人間の皮膚が再生する間に理想的な保護膜の役割を果たし、本来の皮膚が再生すると、保護膜は自然に消えてしまうというわけです。このキチン・キトサンの抗菌性、肉芽促進作用および体内親和性を利用してキチン・キトサン瘡傷被覆材も開発され、人工皮膚とともに保険適用医薬品として最初に認定されました。
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